FIFA副会長ら14人 贈収賄で起訴 24年間で185億円
2015年05月27日 23:18
サッカー
この件とは別に、スイスの検察当局は18、22年の両W杯招致に関連した不正や資金洗浄容疑で捜査を開始し、FIFA本部から電子データや文書を押収したと発表した。「金権体質」を批判されるFIFAが、公的捜査機関の追及を受ける。
逮捕された7人にはウェブ(ケイマン諸島)フィゲレド(ウルグアイ)の両FIFA副会長やコスタリカ、ニカラグア協会の現会長が含まれた。元FIFA副会長のワーナー氏、元南米連盟会長のレオス氏や、スポーツ関連代理店の幹部が起訴された。米国のリンチ司法長官らはニューヨークで記者会見する予定。
FIFAのデグレゴリオ広報ダイレクターは記者会見し「FIFAは被害者。イメージは傷つき、この状況に苦しんでいるが、われわれの訴えで捜査が進んでいるのはいいことだ」とした。ブラッター会長の責任については「彼は一連の逮捕や起訴には無関係」と繰り返し主張し、18年のロシア、22年のカタールの両W杯の開催に変更はないとした。
5選を目指すブラッター会長と、ヨルダンのアリ王子が立候補している会長選挙が行われる29日の総会は予定通りに開催する。
両W杯の招致についての捜査では、開催地を決めた10年の理事会で投票した10人から事情聴取する。(共同)
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