“生粋のドリブラー”浦和MF関根、独完全移籍でさらなる進化を
2017年08月09日 09:00
サッカー
そんな関根にもドリブルの“師匠”と呼べる存在がいる。昨季から浦和に加入した駒井善成(25)だ。関根はドリブルで一対一を抜く際、相手の重心がズレるタイミングに着目している。右に重心が乗っているか、それとも左か。また両足が揃った時も、相手はどちらにも行けない状況になるという。その瞬間を狙うのだ。そして「一番、巧いのは善成君です。あの切れは中々、出せませんけど、ボディーフェイントの動き、ボールを運ぶ位置、置く位置は本当に巧い。盗める所はいっぱいありますね。ドリブルは日本でトップだと思います」と話す。
駒井とは左右のワイドで組む事もあれば、同じポジションを争うライバル的な存在でもある。だがドリブルの“凄み”は素直に認め、1歩でも近づこうとしている。関根は試合後も必ず、その日のうちに試合の映像をチェックするという。ドリブルで抜いたシーンても、例えば周囲にパスコースがあったとか、他のプレーの選択肢も確認するためだ。尽きることのない向上心、地道な努力。欧州挑戦の夢を近づけるために欠かせない要素と言える。
日々の鍛錬の成果か。今季、頭では何も考えず、体が勝手に動いた瞬間があった。7月1日の広島戦。マラドーナも驚く、あの「6人抜き」の決勝弾を決めたシーンだ。関根は「プロのキャリアで一番のプレーでした。周囲がスローに見えた」と振り返る。8月9日、アウェー甲府戦が浦和での“ラストゲーム”となる。進化するドリブルを是非、目に焼き付けたい。
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