柏木、決死アウェー弾!浦和10年ぶり決勝へ価値あるドロー
2017年09月28日 05:30
サッカー
左脚付け根の痛みを抱えながらのプレーだった。この日は「(状態は)企業秘密だから言えない」とけむに巻いた。それでも「この試合で無理して(悪化しても)第2戦に戻ってこられれば。それぐらいACLに懸けている」と決死の覚悟でこの一戦に挑んだ。公式戦は4戦ぶりの出場。左足を軸に右足を振り抜き、マン・オブ・ザ・マッチにも輝いた。
この日、選手バスは開始2時間15分前に会場入り。通常より45分も早かった。3月に上海上港と1次リーグで対戦した際、選手バスが突然、会場入り口で足止めを食らうなど“アウェーの洗礼”を浴びていた。チームは不測の事態にも備え、選手がピッチだけに集中できる環境を整えた。
前半15分、相手FWフッキのミドル弾を浴び、公式戦は7戦連続で先制点を許すこととなった。だがその後は体を張った守備で猛攻を耐えた。「食らいつき、イラつかせることはできた」と槙野。決勝トーナメント以後、済州、川崎F戦とも第2戦で逆転し勝ち上がってきた。今回は貴重なアウェーゴールを持ち帰り、得意のホームでの戦いを迎える。10年ぶりのファイナル進出へ、限りなく勝利に近いドローとなった。
▽浦和のACL決勝進出の行方 準決勝第1戦はアウェーゴールを奪っての1―1ドロー。ホーム(10月18日)の第2戦で浦和は○で文句なし、△の場合でも0―0ならば決勝進出となる。1―1の場合は延長戦(前後半15分=アウェーゴール適用せず)→PK戦で決着をつける。ともに2得点以上の△、●の場合は上海上港が決勝進出。
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