小林弾!川崎F14戦負けなし2差 初Vへ12・2最終節決着
2017年11月30日 05:30
サッカー
![小林弾!川崎F14戦負けなし2差 初Vへ12・2最終節決着](/soccer/news/2017/11/30/jpeg/20171130s00002179006000p_view.jpg)
先制弾を決めたのはやはりエース小林だった。「自分が決めてヒーローになる」。点取り屋の嗅覚は、念じることで研ぎ澄まされてきた。この日も「(得点を)決めること、決めること」と自らに言い聞かせて臨み、前半14分に貴重な決勝弾。家長が右サイドを突破すると右クロスにタイミング良く飛び出し、最後は滑りながら右足で流し込んだ。
これで今季20得点目。自己最多を更新して大台に乗せた。この日に発表された国内組のみの代表で臨むE―1選手権のメンバー。「今回(名前が)なかったら厳しい」と話していた小林も当然のごとく名を連ね、3月のW杯予選以来9カ月ぶりに復帰を果たした。この試合で早速、実力をアピール。そして、ホームでの大宮との最終戦へ「自分が得点を決めること」とどこまでも力強かった。
チームはこれで14戦負けなし。右太腿を痛め、左脚で蹴り続けた守護神の鄭成龍(チョン・ソンリョン)は満身創痍(そうい)の状態も、驚異の粘りで完封し、鹿島との勝ち点差を2に縮めた。悲願の初タイトルは他力だが、アジア王者を破って大きなプレッシャーをかけた。この日クラブ最年長出場記録を達成した中村を中心に、大宮を破って吉報を待つ。
▼J1優勝争い 最終節(12月2日)まで優勝決定は持ち越された。優勝決定条件は別表の通り。1シーズン34試合制で行われた05〜14年の10シーズンでは、うち8回が最終節に優勝が決定している。第33節の首位チームがそのまま優勝したのは5回。逆転優勝は05年G大阪(前節首位C大阪)、07年鹿島(同浦和)、13年広島(同横浜)の3回ある。09年に首位が鹿島、2位が勝ち点2差で追う川崎Fという今季と全く同じケースでの最終節だったが、ともに勝利して鹿島が逃げ切っているが今回はどうなるか。
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