若きフランス、20年ぶり世界一へ王手!DFウンティティ主役
2018年07月12日 05:30
サッカー
本職の守備でも体を張った。Rマドリードの25歳DFバランとの若きセンターバックコンビで、今大会4得点の怪物FWルカクをシュート1本に封じた。「若い選手がチームにエネルギーをもたらしてくれる」とデシャン監督が抜てきしたパバールとエルナンデスの22歳の両サイドバックも、相手キーマンのE・アザールとデブルイネを抑え込んだ。
2年前のリベンジだ。現在の4バックで唯一、16年欧州選手権に出場した当時22歳のウンティティは、準々決勝アイスランド戦でA代表デビュー。続く準決勝で14年W杯王者ドイツを完封して一躍脚光を浴びた。ポルトガルとの決勝も先発したが、延長の末に0―1で惜敗しており「今度は逆の結果にしたい。フランスにトロフィーを持ち帰りたい」と闘志を燃やす。
開幕時の平均年齢25・57歳の若いチームは一戦ごとに成長。ベッケンバウアー(西ドイツ)に続き史上2人目の「主将と監督で優勝」という快挙にあと1としたデシャン監督は「彼らの成長を見るのは純粋にうれしい。私は歴史に新しいページ、それも最も美しいページを書き加えるために来た」と高らかに宣言した。
≪仏デシャン監督、歴代最多の指揮≫フランスのデシャン監督は準決勝のベルギー戦でW杯通算11試合目の指揮となり同代表監督のW杯最多試合記録を更新。78年と82年大会監督のイダルゴ氏、06年と10年に率いたドメネク氏と10試合で並んでいた。また監督としてベルギーには1分け1敗だったが初勝利。フランスのDFの得点はパバール、バランに続いてウンティティで今大会3人目。初優勝した98年大会もDF3人(リザラズ、ブラン、テュラム)が得点した。また2―1で勝利した準決勝クロアチア戦で全得点を決めたのはDFテュラム。今大会も準決勝の得点はDFウンティティと共通点が多い。
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