「令和」の浦和で期待膨らむ“持ってる”イケメン・ドリブラー汰木
2019年05月01日 05:30
サッカー
今季の浦和は守備からリズムを作る試合運びが多く、前半を堅守で耐え、後半勝負が勝ちパターン。「個」で縦に仕掛ける場面は少ない。汰木は「1つ、攻撃のパターンを変えられれば」と話す。浦和での初ゴールはまだだが、アシストなど目に見える結果が出始めたことで「自信になっています」。着実に階段を昇っている。
横浜の下部組織で育ち、山形を経て今季から加入した浦和だが、実は“赤い糸”で結ばれていた。まだ横浜のジュニアユース時代、日産スタジアムでの浦和戦でボールボーイを務めたことがある。「原口元気選手が新人の頃で若いのに活躍する姿や、サポーターの迫力に圧倒されました。マリノスのトップ昇格が目標でしたが、あの頃から“次はレッズ”と思うようになっていました」。今、汰木は背中に「24番」を背負う。かつて原口も付けた背番号だ。
まだ途中出場がほとんどだが、ベンチにいる間もピッチへ注ぐ視線は鋭い。「(興梠)慎三さんのプレーは良く見ています。ベンチで見ていても感覚が合うので。(柏木)陽介さんもそうですが、目が合ったときの感覚が合います」。ピッチに立つ前から攻撃面では同じ絵を描き、出番に備えている。スラッとした長身と甘いマスクで人気も上昇中。「令和」でブレークが期待される1人に間違いない。(記者コラム・牧野 真治)