【全国高校サッカー選手権石川大会決勝 星稜1―2鵬学園 ( 2019年11月3日 西部緑地公園陸上競技場 )】
総監督問題に揺れる星稜が、厳戒態勢の中で敗れた。全国屈指の名門が決勝で延長戦の末、鵬学園に1―2で敗戦。3大会連続29度目となる全国切符を逃し、選手たちは泣き崩れた。
14年度には監督として全国制覇した河崎護総監督(60)が、部員に対する暴言や暴力を指摘されたことにより、10月25日から職務が一時停止に。影響を問われた河合信幸監督は「それは全然ない」と答えたとはいえ、県サッカー協会により「取材できるのは選手、チームスタッフのみ」などといった規制が敷かれ、試合後の選手取材もチームの意向でNGとなった。
スタンドからは、同校野球部でヤクルトからドラフト1位で指名された奥川恭伸投手が声援を送るも、勝利には届かず。河合監督は「立て直したい」と再起を誓った。