8月に現役を引退したサッカー元スペイン代表フェルナンド・トーレス氏(35)が21日、8月の記録的大雨で被害を受けた佐賀県杵島郡大町町を訪れ、同町立小中一貫校大町ひじり学園の児童、生徒らと交流した。
体育館に集まった児童277人に大歓声で迎えられたトーレス氏は「みなさんこんにちは」とまずは日本語であいさつ。「大雨の被害をニュースで知ることになり、大好きな佐賀の被災に胸が痛かった。自分に何ができるかずっと考えていた」と胸中を明かし「みなさんの元気な顔を見て安心したが、見えないところで苦労や心配はあると思う」と思いやった。
現役をJ1鳥栖で終えたトーレス氏は、引退後も佐賀県SAGAスポーツピラミッド推進グループ(SSP)のアンバサダーを務めるなど、佐賀県と縁が深い。