マンU 伝統ダービー10季ぶり2戦2勝 堅守速攻武器 欧州CL見えた!
2020年03月10日 05:30
サッカー
就任2季目のOB指揮官が勝因に挙げたのが「守備」だ。ボール保持率では72.3%と圧倒されたが「予想通り。アグレッシブなプレスで相手を下げさせることができたし、ミスも誘えた」。スペイン代表GKデヘア、今季加入のDFマグワイアを中心とした堅守とプレスから、マルシャル、ジェームズらスピードのある攻撃陣につなげる高速カウンターを武器に昨年12月にもシティーを破った。
シーズンが進むにつれて精度を増した堅守速攻は、上位陣と相性抜群。首位独走のリバプールとは今季1分け1敗だが、2位シティー、3位レスター、4位チェルシー相手に5戦5勝を挙げている。
そしてスールシャール監督が「クラブ全体を浮上させる存在」と絶賛するのが1月に加入したポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデス。25歳の司令塔は前半30分のFKで浮き球パスからマルシャルの先制点を演出した。これで5試合で2得点3アシスト。初挑戦のプレミアリーグにすぐに適応し負傷離脱しているMFポグバの穴を完全に埋めた。
1月には主将のヤングを放出。代わって下部組織出身の19歳ウイリアムスが台頭するなど世代交代も進める。次節は15日にモウリーニョ前監督率いるトットナムと激突。勝ち点4差の相手と欧州CL出場権の行方を左右する大一番となりそうだ。