名古屋のマッシモ・フィッカデンティ監督が、かつての教え子の長期離脱を悲しんだ。あさって23日のG大阪戦(パナスタ)へ向けたオンライン取材に応じ、相手チームの印象を問われた時だ。「主力に負傷者が出ているがレベルの高い選手は多いし、層も厚い。十分、強い」と前置きしつつも「一緒にやっていた選手がケガしていて残念だ」と暗にG大阪MF小野裕二の現状をおもんぱかった。
小野は9月上旬の練習中に右膝前十字靱帯損傷を患い、全治8カ月の大ケガ。フィッカデンティ監督と小野は17年シーズンから約2年間、鳥栖でともに戦った。同じサッカーの世界に生きる者同士として、ピッチに立てない悔しさを代弁するかのように沈痛な表情を浮かべた。