サッカーの南米クラブ王者を決めるリベルタドーレス杯のグループリーグに参加するため、エクアドル入りしていた昨季王者のフラメンゴ(ブラジル)が混乱状況に陥った。22日のバルセロナSC(エクアドル)との試合を前にして現地入りしていた7選手が新型コロナウイルスに感染したことが判明したもので、クラブ側は全員を隔離。ただしAP通信によれば「症状がある選手はいない」とするクラブ側の見解に対し、感染判明者の1人とされる元ブラジル代表のMFジエゴ(35)は「体に痛みがあってのどが腫れている」と語っている。
リベルタドーレス杯は感染拡大の影響で3月に中断して今月15日にグループステージを再開したばかり。コロナ感染者以外にも主力3人を故障、1人を出場停止処分で欠いているフラメンゴは17日にインディペンディエンテ・デル・バジェ(エクアドル)に0―5と大敗していたが、さらに窮地に追い込まれる事態となった。
なお南米サッカー連盟の規定ではクラブは試合5日前までに開催地に到着し、試合直前も検温が義務付けられている。