10代積極起用で世代交代進む コロナ禍のJ1総括 総得点は13年以来の多さ
2020年12月20日 05:45
サッカー
声援や鳴り物がシーズンを通して規制されたことが影響したのか、ホームチームは118勝68分け120敗と4年ぶりの負け越し。サポーターの存在を十分に生かせなかった。
過密日程が考慮され、選手交代枠が通常の3人から5人に拡大された。その結果、起用された選手数は18クラブ合計で508人。昨季の499人から微増ながら、18チーム34試合制となった05年以降(以下も同じ)で初めて500人の大台を超えた。
日程の公平性の観点からJ2への降格がなくなったため、各チームは敗戦を過度に恐れることなく思い切った選手起用を敢行。10代で出場した選手は昨季の計27人から大幅増となる計46人と、世代交代が進んだ。特に鹿島はMF荒木遼太郎ら、湘南はGK谷晃生ら、鳥栖はDF松岡大起ら10代選手各5人を起用した(シーズン中に20歳になった選手を含む)。
ここ数年減少傾向にあったリーグ総得点は866点、1試合平均で2・83得点。シーズン新記録の88得点をマークして優勝した川崎Fを筆頭に、昨季の797点から69点も増え、13年以来の多さとなった。
例年と同様の傾向ながら、試合前半45分の357得点に対し、後半45分は509得点と大幅に増えている。途中出場した選手の得点は計167点で総得点の約19%と、昨季の計100点、約13%から合計、率とも増加。フレッシュな選手の投入が、全体の得点増加に結びついたと考えられる。結果的に逆転試合が昨季の32から46と、スリリングな試合が多くなった。
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