なでしこ 死の組…五輪1次リーグで“格上”英国、カナダと同組 高倉監督も苦笑い
2021年04月22日 05:30
サッカー
なでしこにとって、最大の敵となるのが2戦目に戦う英国だ。高倉監督就任以降、イングランドには3戦3敗。ピッチを幅広く使って攻め、決定力の高いFWホワイトが仕留めるのが相手の得意パターン。19~20年の3度の対戦で、寄せの甘さやミスを突かれて失点した。一方、狭いスペースの連係では上回っており、「相手が長い刀を持っているとしたら、私たちは短刀で戦う。懐に入って刺す」とイメージする。
ポイントは勢いをつけたい初戦のカナダ戦。ただ、こちらも難敵で今月の親善試合ではイングランドを2―0で撃破している。「世代交代でチームに波があると思うが、力強さ、個々の破壊力は持っている」と高倉監督。日本は19年に4―0で快勝しているが、楽観視は一切できない。
目指すは五輪初の金メダル。「米国と決勝の舞台でやりたい気持ちはあるが、一歩一歩戦う」と高倉監督。夢の舞台へ駆け上がるためにも、まずは英国相手に“4度目の正直”を果たす。
▼英国女子代表・リーセ監督 楽しみな組に入った。日本は非常に才能あふれるチームで、長年女子サッカー界の強豪として知られている。これで日程と相手が決まったので、五輪に向けた準備に集中できる。