チェルシー レアル討ち9季ぶり決勝、カンテ2発演出 マンCと29日プレミア頂上決戦

2021年05月07日 05:30

サッカー

チェルシー レアル討ち9季ぶり決勝、カンテ2発演出 マンCと29日プレミア頂上決戦
<チェルシー・Rマドリード>ゴールを狙うチェルシーのカンテ=左(AP) Photo By AP
 【欧州チャンピオンズリーグ準決勝第2戦   チェルシー2―0(2戦合計3―1)レアル・マドリード ( 2021年5月5日 )】 チェルシーは5日、ホームでレアル・マドリードを2―0で下し、2戦合計3―1で9季ぶりの決勝進出を決めた。1月に就任したトーマス・トゥヘル監督(47)がチームを再建し、MFエンゴロ・カンテ(30)が2得点に絡む活躍。29日の決勝(イスタンブール)でマンチェスター・シティーとのイングランド勢対決に臨む。
 ハードワークが報われた。前半に先制したものの、1点を失えば延長戦に持ち込まれる展開。決定機を重ねながら最多13回の優勝を誇る強敵相手にダメ押し弾が遠かったが、終了5分前に突き放すと、トゥヘル監督は「もっと早く得点できたかもしれないが我慢強く戦い続けた」と選手を称えた。

 カンテが輝いた。第1戦に続いてマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた守備的MFは前半28分に巧みなパス交換から先制点につなげ、後半40分も相手選手の鼻先でこぼれ球を拾ってダメ押し点を演出。守備から攻撃への切り替えが早く、得点時はいずれも縦への推進力を発揮した。「大事なのは好機を築くこと」という信念通りのプレーでチームを支え、今年1月に就任したトゥヘル監督の「ずっと獲得を夢見てきて私の選手になった。トロフィー獲得に必要な戦力」という期待に応えた。

 昨季のパリSGに続き、異なるチームで2季連続決勝に進んだ初の監督となったドイツ人指揮官は短期間でチームを再建。起用法の見直しやホーム戦で自宅での前泊を認めるなど柔軟な対応で選手の意欲を刺激してきた。

 決勝で対戦するマンチェスターCはFA杯準決勝で撃破した。「自信になった。勝つためにイスタンブールに向かう」。最高峰の舞台で勝利を再現する。

 《史上初!男女とも決勝進出》チェルシーは女子もCL決勝進出を決めており、同一シーズンに男女そろって欧州頂上決戦に進むのは史上初。男女ともにCL優勝経験があるクラブはなく、バルセロナと戦う今季女子決勝はどちらが勝っても男子に続く欧州制覇となる。また、男子の同一リーグ決勝対決は8回目でイングランド対決はリバプールがトットナムを破って以来2季ぶり。

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