広島の日本代表MF川辺 スイス1部が正式オファー、史上最多リーグV27回の名門グラスホッパー

2021年06月27日 05:31

サッカー

広島の日本代表MF川辺 スイス1部が正式オファー、史上最多リーグV27回の名門グラスホッパー
広島の日本代表MF川辺駿 Photo By スポニチ
 来季2年ぶりの1部復帰を決めたスイスの名門グラスホッパーが、今夏の獲得に向け、広島の日本代表MF川辺駿(25)に正式オファーを出したことが26日までに分かった。複数の関係者によれば、3月にA代表デビューを果たした万能ボランチを高く評価。推定150万ドル(約1億6500万円)とされる移籍金を支払う準備も整えたという。
 広島の下部組織で育った川辺は、15~17年に磐田に期限付き移籍。名波監督(48=現J2松本)の下、元日本代表MF中村俊輔(43=現横浜FC)らとプレーし、才能を開花させた。18年4月に復帰した広島でも主力として活躍を続け、その活躍が認められて今年3月に森保ジャパンに初招集。今月7日のW杯2次予選タジキスタン戦では初ゴールもマークした。その姿がスイスの名門の目に留まったようだ。

 グラスホッパーは史上最多のリーグ優勝27回を誇る名門。かつては欧州CLの常連だった。18~19年シーズンに史上2度目の2部降格を喫したが、昨季に2部を制し、2年ぶりの1部復帰が決定。新シーズンへ補強を進める中、高い技術と豊富な運動量を誇る川辺に白羽の矢が立ったという。指揮官は、昨季スイス1部ローザンヌを率いたコンティーニ監督が新任予定。MF鈴木冬一(21)を指導した経験があり、日本人選手を知っていることも、川辺にとっては心強い。

 関係者によれば、川辺自身もかねて海外挑戦に興味を抱いていたようで、その決断に注目が集まる。

 ◇川辺 駿(かわべ・はやお)1995年(平7)9月8日生まれ、広島市出身の25歳。08年に広島Jrユースに入団し、14年にトップ昇格。15~17年シーズンは磐田に期限付き移籍し、18年4月に広島に復帰。日本代表は21年3月に初選出され、同3月25日の韓国戦でデビュー。国際Aマッチは4試合1得点。1メートル78、70キロ。利き足は右。

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