名古屋FW柿谷はタイトルに「一意専心」 ルヴァン杯決勝で古巣C大阪と対戦「僕個人の思いは捨てる」

2021年10月29日 18:01

サッカー

名古屋FW柿谷はタイトルに「一意専心」 ルヴァン杯決勝で古巣C大阪と対戦「僕個人の思いは捨てる」
<名古屋練習>アップをする柿谷(左)と前田(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 30日のルヴァン杯決勝で古巣・C大阪と対戦する名古屋FW柿谷曜一朗は、私情を捨てて大一番に臨む。4歳から過ごしたC大阪を離れて、今季完全移籍で加入。公式戦ではすでに2回対戦しているが、タイトルが掛かった特別な舞台に「対戦が決まった時からワクワクしている」と高ぶりは隠せない。
 それでも「僕個人の思いは捨てる。名古屋の一員として、タイトルを取るだけ。トロフィーを掲げて喜ぶのは名古屋だとイメージして臨む。本当、それに尽きる」と断言。4年前の17年にC大阪の一員として同杯を優勝したのも「思い出すことはない」。幼少期からお世話になった小菊昭雄監督への感謝も「試合後は話すと思うけど今はそれを気にせずに過ごす」と心を鬼にする。何度も同じフレーズを口にして、メディアの“誘導質問”をシャットアウトだ。

 10月はACL、天皇杯と敗れ、今季タイトル獲得の可能性を残しているのは同杯のみ。1カ月で3つのタイトルを逃すわけにはいかない。前哨戦となった27日の天皇杯準々決勝C大阪戦では0―3の完敗を喫したが「今回は今回。全力でぶつかるだけ。個人どうこうではなく、チーム全体でやり通すだけに集中したい」と気持ちを高めた。

 今大会は準々決勝第1戦の鹿島戦、準決勝第1戦のFC東京戦で1ゴールずつ。決勝でも得点を取れば、大会MVPも見えてくる。今季開幕前には「名古屋ファミリーの皆さんに“曜一郎が来てくれて良かった”と思ってもらえることですね」と語った。私情を捨ててチームのために戦い、クラブを10年リーグ優勝以来11年ぶりのタイトルへと導く。

おすすめテーマ

2021年10月29日のニュース

特集

【楽天】オススメアイテム