12月12日天皇杯準決勝、埼スタでの浦和―C大阪戦は条件付きで入場制限撤廃へ
2021年11月24日 05:30
サッカー
計画は25日から受け付けが開始され、日本協会では開催する自治体の方針を順守した上で準備を進める。現在は5000人か収容50%以内を上限とするが、感染者数減少に伴い、Jリーグでも20日の浦和―横浜戦(埼玉)では入場上限2万4000人、フラッグやタオルを掲げる応援スタイルも緩和された。
埼スタは公式収容人数で6万3700人を誇り、同J1最多記録は6万2241人(06年12月2日、浦和―G大阪)。その埼スタを本拠とする浦和が天皇杯準決勝に登場し、C大阪と激突する。ともに今季限りでの現役引退を発表したMF阿部勇樹(浦和)、FW大久保嘉人(C大阪)らを擁し、注目度も高い対決となり、観衆5万人超も予想される。まだ「声出し」は不可となるが、満員のスタジアムが帰ってくることになりそうだ。
≪国立での決勝の上限は未定≫12月19日に国立競技場(約6万8000人収容)で行われる決勝戦の入場者数上限については未定となっている。会場のある東京都は11月30日までのイベントの上限について「5000人または収容定員50%のいずれか大きい方」としており、12月以降も延長された場合は上限は約3万4000人となる。今後、埼玉県に続いて制限が緩和されるかどうかが“入り”を大きく左右する。
≪コロナ下J1最多動員は2万1528人≫コロナ下(20年6月以降)で主な国内スポーツ界の観客動員最多は、J1では今季の11月3日に日産スタジアムで行われた横浜―G大阪戦の2万1528人。プロ野球では昨季20年11月8日、東京ドームでの巨人―ヤクルト戦で3万1735人の観客を集めた。スポーツ以外では今年の8月20~22日に行われた国内最大級の野外音楽イベント「フジロックフェスティバル」で、3日間で延べ3万5449人が来場した。