22年W杯カタール大会のテスト大会として同国で開催されているアラブ杯で15日、地元カタールがアルジェリアとの準決勝で19分に及んだ後半アディショナルタイム(AT)の末に1―2で敗れた。
アルジェリアが1―0でリードして迎えた後半終了時に掲示されたATは9分。カタールはAT7分にPKで追いついて1―1としたが、アルジェリア側がPK判定に不満を訴えて試合が長引き、延長突入寸前と思われた中で今度はアルジェリアがPKを獲得した。AT17分のPKはGKに阻止されたが、素早く反応したキッカーがこぼれ球を蹴り込んで決勝点を挙げた。ポーランド人が主審を務めて約4万人が観戦した試合は結局、AT19分で終了。地元メディアのアルジャジーラは「混乱する幕切れ。結果は主催者やファンが望んだものではなかった」と伝えた。
W杯決勝1年前の12月18日に設定されたアラブ杯決勝はチュニジア―アルジェリアに決まり、同日の3位決定戦はエジプト―カタールの顔合わせとなった。