Bミュンヘン・レバンドフスキ CL最速23分ハット!ポーランドの英雄、内外でウクライナに“連帯”
2022年03月10日 05:30
サッカー
![Bミュンヘン・レバンドフスキ CL最速23分ハット!ポーランドの英雄、内外でウクライナに“連帯”](/soccer/news/2022/03/10/jpeg/20220310s00002027105000p_view.webp)
前半12分と21分に自ら得たPKを確実に決めると、さらに2分後にもカウンターから3点目。試合開始23分でのハットトリックは欧州CL最速記録となり「最初の1分からアクセル全開でいくことを、みんなが分かっていた」と胸を張ったエースが7得点のゴールラッシュの扉を開いた。
今季公式戦42得点とし、7季連続40得点をクリア。2季連続FIFA最優秀選手に選ばれた非凡な決定力が際立つが「大切なのはピッチの全員が自分の役割を果たしたこと」と周囲への感謝と気配りを忘れなかった。
ウクライナ支援にも積極的だ。過去にはドイツやソ連に侵攻され、第2次世界大戦突入のきっかけとなったポーランドの生まれ。母国の協会がW杯欧州予選プレーオフでロシアと対戦拒否の方針を打ち出すと、代表主将として即座に反応。「正しい決断。何も見ないふりをするわけにはいかない」と訴えていた。直後の国内リーグではウクライナ国旗を模した腕章を巻いてプレーし、ポーランドのラジオ局でオークションに出品。2万7000ズウォティ(約70万円)の落札金は支援活動に寄付するという。
さらに中国通信機器大手ファーウェイのロシア支援が報じられた中、年間500万ユーロ(約6億3000万円)と言われるスポンサー契約を解消。欧州メディアでは抗議と受け止められている。「サッカーよりも大切なことがある」とレバンドフスキ。最近2季連続でFIFA最優秀選手に選ばれるなどメッシとC・ロナウドが並び立った時代に終止符を打ったストライカーは、ピッチ外でも存在感を示している。
◇ロベルト・レバンドフスキ 1988年8月21日生まれ、ポーランド・ワルシャワ出身の33歳。母国のレフ・ポズナニやドルトムントを経て14年夏にBミュンヘン入り。昨季ドイツ1部で41得点を挙げ、シーズン最多得点記録を49季ぶりに更新。20、21年FIFA最優秀選手。1メートル85、81キロ。利き足は右。
≪コーナーフラッグ&キャプテンマークが“青&黄”≫欧州CLの舞台もウクライナへの連帯を示す動きが広がった。ミュンヘンとリバプールで行われた2戦とも、試合前に横断幕をピッチに広げて反戦をアピール。Bミュンヘンのホームではウクライナ国旗と同じ青と黄色にデザインされたコーナーフラッグが使われた。GKノイアー主将は同じ配色のキャプテンマークも着用した。
おすすめテーマ
2022年03月10日のニュース
特集
サッカーのランキング
-
マンC指揮官が粋な計らい 17季ぶりCL出場の第3GKカーソンはビッグセーブでお返し
-
浦和MFモーベルグが加入会見「自分の納得のいくプレーができれば自然と数字はついてくる」
-
柏ネルシーニョ監督 勝ち点60が目標
-
湘南FW瀬川祐輔 思い切ったきわどいパスを メンタルの必要性訴える
-
J1神戸の大迫は右足裂傷 11日古巣・鹿島戦の出場は微妙
-
J1名古屋・マテウス 川崎3連覇に「マテ」かける 登録名変更の理由も明かした
-
C大阪のDFマテイヨニッチが練習合流
-
J2山口・元日本代表MF山瀬 自身初の著書発売 限界つくらない思考術つづる
-
Rマドリード ベンゼマの最年長ハットで大逆転8強「我々はまだ生きている」
-
Bミュンヘン・レバンドフスキ CL最速23分ハット!ポーランドの英雄、内外でウクライナに“連帯”
-
リバプール 零敗も2戦合計で逃げ切り8強 サラー「過信があったかも」南野は出番なし
-
W杯欧州PO ロシア不戦敗で“敗退”、ポーランド出場王手 ウクライナの試合は6月に延期
-
ロシアでプレミアリーグ見られない 放映権契約停止を発表
-
マスコットが出場停止処分 ブラジル1部アトレチコ・ミネイロ
-
U―21代表候補・藤尾 大岩体制第1号から連発「アピールできたことは凄くうれしい」
-
U―21代表候補・アンリ 攻撃的守備で白星貢献「もっとやれると思う」
-
カズの開幕スタメン確実 ラジオで兄・泰年監督明言「入ってますから見に来て」、13日VS青森
-
浦和新加入のモーベルグ合流 ミニゲームでアシスト!軽快プレー披露
-
横浜・ロペス 古巣・札幌へ“恩返し弾”狙う「しっかりと勝ちにいきたい」
-
京都のNZ代表GKウッドがオンライン入団会見 今月下旬のW杯予選よりもクラブ優先の意向明かす
-
J2 大分は水戸と1-1ドロー、関係者のコロナ陽性で延期の一戦