JFL鈴鹿・カズ 「百年構想クラブ」資格剥奪も「諦めたら終わり。地元から愛されるよう乗り越えていく」
2022年07月03日 06:00
サッカー
炎天下、1000人を超えるサポーターが集結した再出発の一戦は0―4。ショックを引きずったかのような大敗だったが、下を向いてばかりもいられない。11月には百年構想クラブの再申請が可能。承認されれば最短で24年に昇格する可能性はある。カズ自身の契約も来年1月31日まで残されており、今後も全身全霊を傾ける。
「僕自身は1月31日まで契約がある。その契約を全うしたい。リーグ4位以内に入り“失格がなければ昇格できたのに”というところへ持っていきたい。そうすることでサポーターも含め、来年への士気が上がる」
帰路に就く際は自発的にサイン会を開いた。道のりが険しいからこそ、先頭に立つ。それが幾多の苦難を乗り越えてきたカズの使命だ。(八木 勇磨)
【鈴鹿・カズと一問一答】
――「百年構想クラブ」失格を受けて。
「どうなるか分からない中で、1月に契約した。まったくなかったことが急に現れて決まったわけではない。(資格剥奪も)覚悟して、クラブを信じてここまできた。これもクラブの歴史として一からやり直して、三重県、鈴鹿市が誇れるクラブになりたい」
――サポーターも激励の横断幕を張った。
「ピッチで結果を出し、サポーターに示していかないといけない。今回の騒動で離れていくサポーターもいるかもしれないが、1人でも多くのサポーターがJ昇格に向けて、一緒に戦ってほしい」
――今後、自身はどこに目標を置くのか。
「勝って少しでも多くサポーターを集めるしかない。11月の最終戦まで大事に戦う。来年につながるシーズンにする」