福岡やったぞ!目標のクラブ初4強進出 控えフィールド選手1人の苦境も“ひるまなかった”
2022年08月11日 06:00
サッカー
かつてない苦境に陥っていた。7月下旬から新型コロナウイルスの陽性判定が相次ぎ、3日の第1戦は控え4人。この日、新たに選手、スタッフ3人の陽性が判明。控えはGK2人、フィールド選手1人の3人のみだった。負傷交代もままならない状況のチームを救ったのは、第1戦に続き頼れる助っ人だった。
前半43分、右サイドを相手DFを振り切ってドリブルで前進したジョン・マリからのパスに猛然と走りこんだルキアンが冷静にネットを揺らした。2戦連続ゴール。「(2戦の)2得点ともアシストはジョン・マリ。いいコンビネーション。前線をどううまく生かすか。この2試合で得点を生んで大きな強みになった」と課題の得点力の改善へ新コンビに強い手応えがある。
「交代もいない難しい状況の中、1人でもあきらめていたら勝っていない。全員が持っている力を出して凄いことをやり遂げた。いないメンバーもみんなで勝ち取ったベスト4」。新たな歴史を刻み、次に目指すは頂点だ。(村田 有子)
▼福岡・平塚(1日にJ2水戸から新加入し先発)デビュー戦が大事な試合で勝利に貢献できて良かった。