久保「最高の滑り出し」ソシエダ移籍1号 初の開幕スタメンで即!鮮やかボレーが決勝弾
2022年08月16日 04:30
サッカー
久保は19年夏にFC東京から世界屈指の名門Rマドリード入り。だが、過去3季は期限付き移籍となった。今季はRソシエダードに完全移籍。過去2シーズンはいずれも1点に終わっていたが、「W杯前に波に乗って、早いうちから2点、3点と取れるシーズンにしたい」と語っていた通り、開幕戦で“有言実行”の一発を決めた。
アルグアシル監督が新たな“能力”を引き出した。この日は開幕前にテストさえしていなかった4―3―1―2布陣で臨み、右MFが主戦場の久保も不慣れな2トップの一角で起用された。久保は本来、足元でボールを受けるタイプだが、指揮官からは「逆に裏に狙っていけ」と指示されたという。この日の得点は、まさに狙い通りの形。久保も「僕が知らない才能を引き出してくれた。監督が描いた通りの得点だった」と感謝した。マン・オブ・ザ・マッチにも選出。今後は代表でもプレーの幅が広がりそうだ。
次戦は21日(日本時間22日)のバルセロナとのホーム開幕戦。W杯へ向けても最高の滑り出しを見せたレフティーが、今度は少年時代を過ごした古巣との一戦でさらに成長した姿を見せつける。
《日本人最多3チーム目得点》Rソシエダードの久保が前半24分に自身初の開幕戦ゴール。スペイン1部通算では7得点目。これまでの6点はチームの2点目以降に決めており先制決勝弾は初となった。過去所属した4チーム中、得点を挙げたのは3チーム目で、日本人選手では乾貴士の2チーム(エイバル、アラベス)を抜いて最多。また、移籍後初ゴールまでの試合数は、マジョルカが10試合、ヘタフェでは17試合を要していた。