日本代表に新参!忍者パフォFW町野「早く楽しみたい」世界で狙うはNINJAゴールの巻

2022年09月21日 02:00

サッカー

日本代表に新参!忍者パフォFW町野「早く楽しみたい」世界で狙うはNINJAゴールの巻
デュッセルドルフで練習した町野(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 日本代表は19日、国際親善試合が行われるドイツ・デュッセルドルフで練習を開始。国内組で出場した東アジアE―1選手権で3試合3得点と活躍したFW町野修斗(22=湘南)が欧州組も参加したフルメンバーの中で生き残りを宣言した。激しい1トップ争いの中、三重県伊賀市出身の“忍者ストライカー”が欧州遠征で結果を残し、一発逆転の“大化け”を狙っている。20日にDF長友佑都(36=FC東京)らが合流し、全30選手がそろった。
 W杯への“最終試験”が始まるとは思えないほど、穏やかな雰囲気に練習場が包まれた。地元・デュッセルドルフ在住の小中学生約300人が招待され、練習前に選手と交流。町野もサインに応じ「フルメンバーの代表に呼ばれたことはうれしい。テレビで見ていた人たちと一緒にできている。本当にわくわく、早く楽しみたい」と笑顔を見せた。

 集合の号令がかかると表情は一変。W杯のサバイバルモードに切り替わった。国内組で臨んだE―1選手権(7月)で3得点を挙げて1トップ候補の“1次試験”を突破したが、欧州組も含めたフルメンバーの代表は初。町野自身も「E―1だけだと全然評価してもらえないと思っている」と置かれた状況を冷静に認識している。

 欧州組のFW浅野は負傷離脱中だが、国内ではエースFW大迫が復調傾向。今回1トップを争う古橋、前田、上田と比べると国際Aマッチ数など実績は最も少ないが、欧州遠征メンバーに入ってカタールへの思いはさらに強まった。「直前で呼んでもらえたのはチャンスだと思う。こういうところでどれだけできるかが大切。FW候補も多いので自分の武器を出して結果にこだわりたい」。両足に頭と多彩な得点パターンでJ1今季9ゴール。1メートル85と高さも魅力の大型ストライカーは一歩も引く気はない。

 E―1選手権前には3点を決めると宣言して見事に有言実行。18年高校選抜の遠征以来となるデュッセルドルフでの目標を問われると「1得点は取りたいと思っている。泥くさくてもチャンスが来たら点を取りたい」と闘志を燃やす。伊賀出身でゴール後の“忍者ポーズ”がトレードマーク。欧州初披露に向け「やりたいです。海外でも浸透するようにしたい」。町野の前にはライバルFWたちが居並ぶが、忍者よろしくさっそうと飛び越えるつもりだ。

 ◇町野 修斗(まちの・しゅうと)1999年(平11)9月30日生まれ、三重県伊賀市出身の22歳。3歳でサッカーを始める。履正社高から18年に横浜加入。19年に当時J3の北九州に期限付き移籍し、翌年に完全移籍。21年に湘南に加入した。7月の東アジアE―1選手権で日本代表デビューし、3試合で3得点をマークしMF相馬勇紀とともに得点王。1メートル85、77キロ。

おすすめテーマ

2022年09月21日のニュース

特集

サッカーのランキング

【楽天】オススメアイテム