札幌が神戸・小林祐獲得へ 高嶺移籍、深井大ケガでボランチ補強急務 得点力にも期待

2022年12月10日 06:00

サッカー

札幌が神戸・小林祐獲得へ 高嶺移籍、深井大ケガでボランチ補強急務 得点力にも期待
MF小林祐希 Photo By スポニチ
 札幌が神戸のMF小林祐希(30)を獲得することが9日、分かった。すでにクラブ間で大筋で合意しており、近日中に発表される。
 小林祐は今夏に韓国1部・江原から神戸に完全移籍。加入後は9試合で3得点を挙げる活躍でJ1残留の立役者となった。“本田2世”とも呼ばれ、ビッグマウスに脚光が当たる一方で実力は折り紙付き。利き足の左足から繰り出されるパスやシュートは精度が高く、セットプレーのキッカーも務める。

 札幌はMF高嶺朋樹(24)が今オフに柏へ電撃移籍した。9月に右膝前十字じん帯断裂の大ケガを負ったMF深井一希(27)も来春以降まで復帰できない見通し。2人が務めてきたボランチでプレー可能な即戦力の補強が急務となっていた。

 小林祐は神戸で攻撃的な中盤としてプレーしたように、得点力も魅力的だ。札幌は終盤戦でJ1残留に大きく貢献したFWガブリエル・シャビエル(29)と、浦和から期限付き移籍していたFW興梠慎三(36)の退団が濃厚となっており、小林祐が加われば前線の補強としても大きな戦力アップを見込める。日本代表経験のあるレフティーが起こす新たな化学反応が期待される。

 ◇小林 祐希(こばやし・ゆうき)1992年(平4)4月24日生まれ、東京都東村山市出身の30歳。東京Vアカデミーを経て11年にトップ昇格。12年には背番号10をつけ、主将も務めた。同年途中に磐田移籍。16年8月にオランダ1部ヘーレンフェインへ完全移籍。ベルギー、カタール、韓国のクラブを経て今年7月末から神戸でプレーした。J1通算45試合8得点。1メートル82、72キロ。利き足は左。

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