京都チョウ貴裁監督 今季モデルクラブとしているのは…「彼らの攻撃にヒントを得た」

2023年01月13日 14:23

サッカー

京都チョウ貴裁監督 今季モデルクラブとしているのは…「彼らの攻撃にヒントを得た」
練習を指導する京都・チョウ貴裁監督 Photo By スポニチ
 京都のチョウ貴裁監督(53)が13日、今季のチームモデルとしてイングランド・チャンピオンシップ(2部相当)の首位バーンリーを取り入れていることを明かした。昨年オフに約2週間のオランダやドイツを含めて欧州視察。その中で観戦したバーンリーのサッカーに魅了されたという。
 「得点をどう取るのかという面で彼らの攻撃にヒントを得た。突出した選手はいないけど、全員が何かしらで(得点に)関わっている。たまたま個でいったとかではなく。すごく良いチームだった」

 マンチェスターCやベルギー代表で活躍したコンパニー監督は知っていたが、出場している名前も顔も分からなかった。当初は「面白くなかったらハーフタイムで帰ろう」と思っていた。だがスピード感や意思統一、適応力の高さに刺激。「サッカーを初めて見た人が、そのチームのサポーターになった感覚」。その後はバーンリーの有料会員になり、全ての試合を追いかけるようになったという。

 元々クロップ監督率いるリバプールの信奉者。ミーティングでもリバプールのクラブ名を挙げて選手にゲキを飛ばすこともある。その一方で「リバプールはベスト・オブ・ベストのチーム。選手が映像を見たときに掛け離れすぎている」とも感じていた。「一気に飛ぶのも大事だけど、一歩ずつ踏んでいかないといけないものもある」。頂上を見つつ、足元を固めるためにバーンリーは最適だった。

 今季目標はタイトル争い。あす14日には今季初実戦となる紅白戦を行う。「走る、戦う部分は就任した2年間で根付いた。次はバーンリーじゃないけど自分たちのコントロール下で得点を取れるかどうか」と指揮官。そして自己責任力や適応力を高めるアプローチとして、ポジションや起用するタイミングは選手たち自身に決めさせる方針という。

 「(FWの)パトリックがセンターバックをやっても良い」。昨季J1チーム総得点は16位タイの30得点。上位争いに得点力アップは不可欠なため、様々な策を講じていく。

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