ブライトン三笘の“魔法の一発” ベルカンプばり絶妙トラップ→フェイント→シュート
2023年01月31日 04:30
サッカー
今季リーグ戦6位のブライトンに対し、リバプールは9位とはいえ、優勝19回の強豪。152年の歴史を持つ世界最古のカップ戦「FA杯」でも昨季を含めて優勝8回を誇る。そんな名門を終了間際の劇的な一撃で敗退に追い込んだ三笘に、ブライトンの地元メディア「サセックス・ライブ」はチーム最高の9点をつけ「最も相手に脅威を与える攻撃オプションだった」と称えた。
デーリー・テレグラフ紙は「アレクサンダーアーノルド(イングランド代表DF)とリバプールに疑問符をつけたように、三笘はピッチ上で最高の選手だった」と指摘。さらに三笘のゴールを「ベルカンプがアルゼンチンを相手に決めたゴールに似ていた」と伝えた。
アーセナルで活躍したオランダ代表FWは98年W杯準々決勝で後方からのロングパスを右足でトラップし、続くタッチでDFをかわして右アウトサイドで決勝点を決めた。浮き球の絶妙トラップから一連の流れは三笘のゴールと重なる。同紙は「彼のパフォーマンスを要約し、どういう選手か、ゴールに凝縮されていた」と分析。技巧派ストライカーがW杯史に残した伝説のゴールと比較されるほど、三笘の一撃はインパクトが強かったと言える。