鳥栖・MF河原創 J2のアシスト王 得意のスルーパスで初のJ1でも得点機演出

2023年02月05日 04:30

サッカー

鳥栖・MF河原創 J2のアシスト王 得意のスルーパスで初のJ1でも得点機演出
得意のスルーパスを武器に初のJ1に挑戦する河原(左)
 【2月17日開幕 J1注目の新鮮力 】 J2アシスト王のMF河原創(24)が初のJ1に挑む。昨年、J2昇格1年目でJ1参入決定戦まで進出した熊本のアンカーとして躍動。J2のフィールドプレーヤー唯一の全試合フル出場を果たしリーグ1位の12アシストと輝きを放った。持ち味は長短の正確なキックとピッチ全体をカバーする強度の高いハードワーク。
 「サボらず怠けずやるのは熊本の3年間ずっと言われてきた。そこは自分の中で持ちながらやっている」

 神戸などJ1複数クラブによる争奪戦の末「(熊本と)プレースタイルが似ている部分がありもっと成長できる」と鳥栖に加入。中盤の核として昨季30試合に出場しチームを支えた小泉(FC東京)をしのぐパフォーマンスが期待される。

 2年目の指揮を執る川井健太監督(41)は得点源だった宮代(川崎F)、垣田(鹿島)が抜けた中で「今年はもっと得点を取りたい」と意欲。「新加入選手たちのストロングを前面に引き出した得点にフォーカスしたい」と新たな得点パターンの構築に自信をみせた。河原が得意とする相手の裏を突く鋭いスルーパスも、得点機を創出する大きな武器となる可能性を秘める。

 J3でプロ入り。4年目で「化け物みたいな選手がいっぱい」と話すJ1にたどり着いた。「1人で何かできるタイプではない。味方の選手とのつながりがチームのためになればいいし成長にもつながっていくと思う」。勝利へのタクトを振る。(村田 有子)

 ◇河原 創(かわはら・そう)1998年(平10)3月13日生まれ、熊本県山鹿市出身の24歳。山鹿FCJ―熊本ジュニアユース―ソレッソ熊本―大津高―福岡大を経て20年に熊本加入。20年J3で34試合、21年同28試合出場。22年、J2でフィールドプレーヤー唯一の全試合フルタイム出場、1得点、リーグトップの12アシスト。1メートル69、65キロ。利き足は右。

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