ブライトン・三笘 また終了間際に劇的弾! 今季公式戦7ゴール中4点が決勝弾
2023年02月06日 04:00
サッカー
「ヘディングシュートはあまり得意ではないので、自分でも驚いている。勝ち点3を獲得できて本当にうれしい」。あの“空中ダブルタッチ”からの一撃でリバプールを破った先月29日のFA杯4回戦に続き、公式戦2戦連続で劇的な決勝点。得点後はハーフラインまで疾走し、仲間からもみくちゃにされた。本拠地には「ミトマ!」の大合唱が響いた。
まさに“決める男”だ。今季公式戦通算7ゴールで、特筆すべきはうち4得点が決勝点、1得点が同点弾と、7割以上のゴールが試合を決定づけていること。何度も主役に躍り出るドリブラーは「毎試合決める意識でやっているし、どんどん乗ってくるところもある。逆にプレッシャーもうまく楽しめている」と好調の理由を口にした。
決定力に酔いしれているのはファンだけではない。デゼルビ監督は英BBCの取材に対し、「三笘がピッチにいるときは常に1ゴール、そして1対1の状況を期待できるので、決して交代させるわけにはいかない」と絶対的な存在であることを強調した。日本代表だけではなく、ブライトンでも“Tactics MITOMA(戦術・三笘)”化が止まらない。
プレミアリーグでの日本人シーズン最多得点記録は、12~13年マンチェスターUでの香川、17~18年レスターでの岡崎が記録した「6」。現在5得点の三笘はあと1得点でトップに並び、記録更新は視界に入っている。常に対策の上を行き、苦手なゴールでさえあっさり決める。「より注目してくれればうれしい」と話す三笘の一挙手一投足に、日本だけでなく、世界がくぎ付けとなっている。
《得票率79・9% 文句なしMOM》試合のMOMに選出された三笘は、プレミアリーグ公式サイトのファン投票でも断トツの得票率79・9%でMOMに選出された。地元メディアはほぼ全て最高評価。英紙デーリー・メールは「ブライトンは三笘という新しい宝石を発見した。掘り出し物の最新版だ」と移籍金わずか4億円で加入した事実に改めて触れ、「このペースで活躍を続ければ、クラブは夏に三笘への獲得オファーに直面することになるだろう」と記した。