ブライトン・三笘 20メートル芸術的ループ弾でプレミア日本人最多7得点「まだまだいける」

2023年04月03日 04:59

サッカー

ブライトン・三笘 20メートル芸術的ループ弾でプレミア日本人最多7得点「まだまだいける」
<ブライトン・ブレントフォード>今季7得点目を挙げた三笘(ロイター)
 【プレミアリーグ   ブライトン3-3ブレントフォード ( 2023年4月1日 )】 ブライトンの日本代表MF三笘薫(25)が1日のホームのブレントフォード戦で、プレミアリーグの日本人シーズン最多となる今季7ゴール目を決めた。0―1の前半21分にGKからのロングフィードを芸術的な右足のループシュートで流し込んだ。フル出場した三笘は、これでカップ戦と合わせて今季公式戦で通算10ゴール。日本の至宝は残りのシーズンでさらなる記録更新を狙う。
 メモリアル弾は鮮やかな一発だった。0―1の前半21分だ。味方GKのロングフィードに鋭く反応した三笘は、飛び出してきた相手GKの位置を冷静に確認。「チームとして“あそこを狙え”というのは常に言われてる。(相手)キーパーが迷っていて、もう(前に)出ないって分かった。下がりきれなかったので、“ループの方がいいかな”という感じでした」。最後は右足ダイレクトで相手GKの頭上を越す約20メートルの芸術ループ弾を流し込んだ。

 公式戦では2戦連発、リーグ戦では3戦ぶりとなる今季7ゴール目。ついに香川真司(34=C大阪)がマンチェスターU時代の12~13年、岡崎慎司(36=シントトロイデン)がレスター時代の17~18年に記録した6点を超えるプレミアリーグでの日本人シーズン最多得点記録を更新した。偉大な先輩超えを果たした三笘だが「そこを超えられたのは良かったが、まだまだいける。たくさん試合があるので、勝利に貢献できるプレーが一番」と決して満足はしていない。

 日本代表のコロンビア戦から中3日。長旅の疲労も全く感じさせなかった。今季公式戦でも通算10得点とし、2月28日のFA杯ストーク戦から続けてきたゴールかアシストの記録を公式戦6試合連続に伸ばした。期待がかかるリーグ戦2桁得点へ「行ければいいですけど、一つ、一つ点を決めてチームの勝利に貢献して順位を上げることが一番」と三笘。世界を席巻するドリブラーの快進撃はまだまだ止まらない。(田嶋康輔通信員)

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