横浜GKオビ 人命救助で神奈川署から表彰 5人の連携プレーで二次被害ストップ「助けられて良かった」

2023年06月13日 18:49

サッカー

横浜GKオビ 人命救助で神奈川署から表彰 5人の連携プレーで二次被害ストップ「助けられて良かった」
交通事故の救助対応を行い、神奈川警察署から感謝状を受け取った横浜GKオビ Photo By スポニチ
 横浜F・マリノスのGKオビ・パウエル・オビンナ(25)が13日、4月27日に発生した交通事故の救助対応を行い、神奈川警察署から他の功労者4人とともに感謝状を受け取った。
 交通事故は、4月27日の午後6時33分頃に横浜市神奈川区栄町の国道15号のT字路交差点で発生した。横浜市中央卸売市場へ右折しようとしたトラックと対向車線を走っていたバイクが衝突。バイクに乗っていた20代男性が骨盤骨折、大腿部骨折の重傷で道路に倒れ込んでいたところ、歩道橋上から事故を目撃した山辺有乃さん(22)が救護活動を開始した。バイクの後続車両の運転手だった神田尚大さん(43)が110番通報し、衝突音を聞いて駆けつけた中川宏之さん(59)、今関将毅さん(43)が周辺の車両を誘導するなどしていたところ、自転車で通りがかったオビも救助活動に参加。救護活動を行っていた山辺さんから負傷者の情報をスマホでメモし、現場に向かう途中の救急隊員や警察官に情報を提供するなどした。たまたま現場に居合わせた5人の見事な連係で人命救助と二次被害発生を食い止めた。国道15号は交通量が多く、早期の人命救助などを講じなければ、二次被害発生の危険性が極めて高かったという。

 警察から表彰を受けるのは初めてというオビは「困っている方を助けられて凄く良かったです。人が道の真ん中で倒れていたので素通りはできなかった。助けなきゃと思った。僕が着いた時にはいろんな方が連携してやっていたので、何ができるかと思ったら状況を(スマホで)メモすることくらいかなと思ってやれることをやりました」と当時の状況を説明した。

 救急車に情報を渡す必要があるということはドラマなどを通じて理解していたそうで「個人情報はメモをした方がいいと思ってメモした。(サッカーのGKのように)指示は出さなかったですけど、連携は大事ですね。普段の生活の中で困っている人がいたら、協力は大事なことだと改めて感じました」と話した。

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