【Jトピ~データで読み解く】技術以上に光る献身性 C大阪香川は34歳以上走行距離で奥埜とワンツー
2023年06月28日 06:00
サッカー
今季の香川はインサイドハーフやボランチを主戦場にチームをけん引。ピッチを広範囲に動いて顔を出し、ボールをさばいて試合のリズムをつくっている。パス749本、パス受け580本ともにチームトップ。視野の広さを生かしたサイドチェンジなどのロングパス95本は全MF3位、成功率75%は70本以上試行した選手の中で最も高い。左右両足からの正確なパスでビルドアップの起点となっている。
高い技術だけでなく、献身性も光る。札幌戦では攻守に駆け回り、走行距離はチーム2位の11・578キロをマーク。今季の累計走行距離は176・022キロで、今季34歳以上を迎える選手の中ではボランチでコンビを組むMF奥埜博亮の210・998キロに次ぐリーグ2位のスタミナを誇る。こぼれ球奪取はチーム最多の59回で、読みとポジショニングの良さが際立つ。
13年ぶりに古巣復帰した今季は開幕から全試合に出場している。途中出場だった開幕3戦でチームは1分け2敗。初先発となった3月12日鳥栖戦でJ1最長ブランク弾を挙げ、今季初勝利に導いた。以降は15戦連続でスタメン出場しており、先発試合は10勝1分け4敗の好成績。リーグ初制覇を目指すC大阪に、背番号8は必要不可欠だ。(データ提供・データスタジアム)
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