新潟・長谷川今度こそ初弾 移籍も考えた24歳が今季初連勝へ「決めますよ」

2023年08月23日 11:07

サッカー

新潟・長谷川今度こそ初弾 移籍も考えた24歳が今季初連勝へ「決めますよ」
リーグ戦初ゴールに向け意気込む長谷川 Photo By スポニチ
 新潟はオフ明けの22日、聖籠町のアルビレッジで26日のアウェー鹿島戦に向けた練習を開始した。前節の福岡戦(○1―0)でオウンゴールを誘発したDF長谷川巧(24)は、今度こそJ1初ゴールとなるゴールを決めて、チームを今季初連勝に導こうとより積極的に攻撃を仕掛ける。
 長谷川の目は、より一層ギラギラと燃えていた。「次こそ決めて自分のゴールにしたい」。今節・鹿島戦での3戦連続先発出場を目指し、J1初ゴールを決めようと7対7のミニゲームでも果敢に攻撃を仕掛けた。

 前節の福岡戦では、前半19分にMF島田のクロスに飛び込みゴールかと思われたが、相手DFの足に当たってのオウンゴールに訂正された。「電光掲示板も見ていなかったので前半が終わるまで知らなかった。まあ、相手に当たったかなとも思ったので」とさばさばと振り返る。一方で「ああいうところに入っていくことが大事だし、もっと攻撃が円滑にいくように動きたい。次は決めますよ」。チームメートに“幻のゴール”といじられながらも、強い気持ちで語った。

 今季はこれまでリーグ戦の出場は4試合。なかなか出番に恵まれなかった。「やっぱり試合に出なきゃダメだなって思った」と出場機会を求めて他クラブへの移籍も考えたという。「ちょうど移籍のウインドーが開いた時期に天皇杯(J3富山戦)があって。そこが分岐点になったというか」。富山戦でこれまでの右SB(サイドバック)から右SH(サイドハーフ)へコンバートされ、いきなりゴールを決めた。「試合に出られるならどこでもいいと思っていたし、腐らずに当たり前のことをやり続けていた」ことが持ち前の攻撃力を開花させた。

 松橋監督は「相手DFを3人くらい引きつけてくれと思っているが、それができる選手」と長谷川の積極果敢な突破力に期待を寄せている。

 今は「サイドハーフが楽しい。自分の良さを出していけると思う」と新ポジションのチャレンジを楽しみながら続けている。「これまでは守備として無失点に貢献することが大事だったが、今はサイドハーフとして点に絡むのが大事。やるからには得点やアシストでチームの勝利に貢献したい」。今節も思い切りのいい突破力で、チームの攻撃を活性化させる。

おすすめテーマ

2023年08月23日のニュース

特集

サッカーのランキング

【楽天】オススメアイテム