マタ加入 Vへ加速の神戸で“ライバル”川崎がJ1初ゴール! 「負けずに新しい風をチームに」

2023年09月04日 06:00

サッカー

マタ加入 Vへ加速の神戸で“ライバル”川崎がJ1初ゴール! 「負けずに新しい風をチームに」
<神戸・京都> 前半、同点ゴールを決めた神戸・川崎(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【明治安田生命J1リーグ第26節   神戸2-1京都 ( 2023年9月3日    ノエビアスタジアム )】 明治安田生命J1リーグは各地で2試合が行われ、神戸がホームで京都に2―1で逆転勝ちして3試合ぶりに白星を挙げ、勝ち点52で首位に立った。MF川崎修平(22)の一発で追いつき、後半にMFジェアン・パトリッキ(26)が勝ち越し点を決めた。
 神戸が悲願のリーグ初制覇へ一歩前進した。苦しみながらも今季2度目の逆転勝利だ。8月18日以来16日ぶりの首位へ返り咲いた。その立役者の一人が伏兵、川崎だった。

 「やっと…決められました。気持ち良かったですね。足を振るのを意識しました」

 言葉に実感をこめた。公式戦4試合連続でビハインドとなった前半18分。エリア内に進入し、こぼれ球に反応して左足を振り抜いた。今季ポルティモネンセ(ポルトガル)から期限付き移籍で加入し、この試合がリーグ初先発。同じポジションのMFマタ加入が正式発表された日に、プロ4年目でうれしいJ1初得点を挙げた。「すごい選手が来た。良いアピールになったし、負けずに新しい風をチームに入れていきたい」。チームに活力を吹き込み、そして後半7分のMFパトリッキの逆転弾につなげた。

 運動量に優れ、ボール回収率や奪取率に優れた斉藤未月が負傷で約1年間の戦線離脱を余儀なくされた。ハイプレスをベース戦術とする中、キーマン不在の影響は隠せない。だが川崎も運動量は豊富。守備能力こそ斉藤より劣るものの、その分は技術で補える。加入後はケガなどで苦しんだが、8月30日の天皇杯準々決勝J2熊本戦でも良いプレーを披露。選手層が厚くないチームで、川崎にメドが立ったのは収穫だ。

 試合前と試合後はスタッフも含めて斉藤の名前にちなんだ「未月とトモニ!」と記されたTシャツを着た。「このまま勝利を積み重ねて、優勝に近づいていきたい」と川崎。残り8試合、仲間の思いも背負って一丸で頂点まで突っ走る。 (飯間 健)

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