【Jトピ~データで読み解く・代表特別編後編】 世代交代進む守備陣 両サイドバックはポジション争い激化

2023年12月27日 04:00

サッカー

【Jトピ~データで読み解く・代表特別編後編】 世代交代進む守備陣 両サイドバックはポジション争い激化
主力に定着した菅原 Photo By スポニチ
 第2次森保ジャパンを「データスタジアム」各種スタッツで振り返る水曜Jトピ「日本代表特別編」。後編は10試合でわずか計8失点、「良い守備から良い攻撃」を支える守備陣に注目する。
 第2次森保ジャパンの守備陣は、昨年のW杯カタール大会からメンバーが大きく入れ替わった。DFでは前主将の吉田や長友、酒井ら、GKは川島や権田ら長く代表で戦ったベテランが外れ、急速に世代交代が進んだ。

 特に両サイドバック(SB)は多くの選手が試された。右SBは菅原と毎熊、左SBは伊藤洋、バングーナガンデ、森下、中山と計6人の選手が先発で出場した。菅原は今年初戦の3月ウルグアイ戦で約2年半ぶりの出場を果たし、全選手最多の7試合に先発出場するなど主力に定着。DF最多のクロス14本で積極的に攻撃参加し、最終戦の11月シリア戦で初得点を決めるなど存在感を発揮した。

 左SBで最多5試合に先発した伊藤洋はセンターバックもこなし、CBI(クリア+ブロック+インターセプト)が最多35回と守備力の高さを見せた。右アキレス腱の断裂でW杯を欠場したDF中山は10月のカナダ戦で約1年ぶりに復帰。この試合でチーム最多のパス59本、30メートルライン進入13回と初戦から2得点に絡む活躍で結果を残し、そこから3試合連続で先発出場を続けた。

 守備的MFでは、新主将に就任した遠藤がピッチの中央に君臨した。最多のタックル26回に加え、こぼれ球奪取26回、ボールゲイン(相手の攻撃から自チームの攻撃に切り替わった最初のプレー)64回も全選手トップ。森保監督が掲げる「良い守備から良い攻撃」のテーマを最も体現している。

 GKは最多の4試合で先発した大迫をはじめ5人が起用された。序列はまだまだ白紙の状態。前川や鈴木は見せ場となる枠内シュートを打たれておらず、本格的な競争激化は来年になりそうだ。(データ提供・データスタジアム)

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