磐田 ジャーメイン4発で7年ぶり川崎F撃破 復帰J1で506日ぶり白星

2024年03月02日 04:45

サッカー

磐田 ジャーメイン4発で7年ぶり川崎F撃破 復帰J1で506日ぶり白星
<川崎F・磐田>後半、この日自身4得点目のゴールを決め喜ぶ磐田・ジャーメイン良(撮影・西海 健太郎) Photo By スポニチ
 【明治安田J1リーグ第2節   磐田5―4川崎F ( 2024年3月1日    等々力 )】 明治安田J1リーグは1日、2試合が行われた。2季ぶりに復帰した磐田はアウェーで昨季天皇杯王者の川崎Fに5―4で競り勝ち、J1では22年10月12日以来506日ぶりの白星を挙げた。川崎F戦勝利は17年7月29日以来7年ぶり。プロ7年目のFWジャーメイン良(28)が4得点を挙げ、今季J1のハットトリック1号。1試合4得点以上は17人目(21度目)となった。
 2季ぶりに戻ってきたJ1の舞台。磐田FWジャーメインが進化した姿を見せつけた。

 前半18分に左クロスをヘディングでねじ込むと、同29分には細かいパス交換からネットを揺らし、自身初の1試合2得点を記録。後半には2本のPKを沈めた。自身4点目は流れの中で一度ネットを揺らしたものの、エリア内で相手のハンドがあったとPKに変更。「3点取っていたので、外してもバッシングされないだろうと余裕を持って蹴れた」。自身のJ1でのシーズン最多3点を1試合で更新し、「自分が一番びっくりしている。アウェーで川崎F相手に取れて自信になった」と白い歯を見せた。

 昨季はJ2で31試合に出場し、チーム最多タイの9得点で自動昇格に大きく貢献。「昨季試合に出続けてFWとしての幅が広がった」と胸を張る。武器は長身を生かしたポストプレーと相手背後への抜け出し。元日本代表コーチで、就任2年目の横内昭展監督(56)は「昨季から大きく成長している一人。プレッシャーの中でも高いクオリティーが出せるようになっている」と称賛した。

 レジェンドに肩を並べ意欲を新たにする。1試合4得点以上は磐田では中山雅史、高原直泰以来。「強いジュビロの歴史をつくった方たち。自分もそういう選手になっていければ」。昨季までの背番号「18」から新たに「11」に変更して臨むシーズン。今季は背番号を超える11ゴール以上を目標に掲げる。「今までとは違うぞ、と示していきたい」。サックスブルーの誇りを胸にJ1の荒波を戦い抜く覚悟を示した。(河部 剛)

 ◇ジャーメイン良(りょう)1995年(平7)4月19日生まれ、神奈川県厚木市出身の28歳。7歳でサッカーを始める。流通経大柏高から流通経大に進学。18年に仙台に加入し21年は横浜FCでプレー。22年から磐田に所属。J1通算113試合15得点、J2通算31試合9得点。1メートル82、75キロ。利き足は左。米国人の父と日本人の母を持つ。家族は夫人と長男。

 ≪通算17人目≫磐田FWジャーメインが川崎F戦で4得点をマーク。J1のハットトリックは今季初で通算260度目。1試合4得点以上は、昨年の町野(湘南)以来で通算17人目(21度目)。磐田では98年に3度達成した中山、02年高原に次いで3人目(5度目)、クラブ別の回数では名古屋に並ぶ最多となった。

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