首位町田の谷晃生が広島大迫と2年ぶりGK対決へ「守備範囲の広さは負けない」東京五輪代表ライバル

2024年04月01日 20:50

サッカー

首位町田の谷晃生が広島大迫と2年ぶりGK対決へ「守備範囲の広さは負けない」東京五輪代表ライバル
練習する町田GK谷晃生 Photo By スポニチ
 J1初昇格ながら堂々の首位に立つ町田は3日、5位広島をホームの町田GIONスタジアムに迎える。注目の上位対決を前に1日、町田に今季加入した正GK谷晃生(23)が取材に応じた。
 ともに5試合を消化してリーグ2位タイ3失点の町田に対し、広島も最少の2失点と堅守を誇る。全5試合でゴールマウスを守る町田新加入のGK谷と広島のGK大迫敬介は、21年東京五輪に出場した年代別日本代表で長く競い合ってきた。約2年ぶりとなる直接対決に「僕自身も楽しみ。あまり意識し過ぎずチームの結果を最優先にしながら、負けずに頑張りたい」と闘志を燃やした。

 J1で過去5度実現した2人の先発対決(谷は全て湘南所属)は、大迫が2勝2分け1敗でややリード。全て1―0か1―1のロースコアで、緊迫した試合を何度も演出してきた。谷は1歳上のライバルの長所を「ゴール前でどっしりしている。反応というか準備が早く、シュートを打たれても余裕がある。ギリギリまで動かないところは見習うべきポイント」と表現。「チームのスタイルが違う部分もあるけど、GKとして総合的なところで高め合いながらやっていけたら。守備範囲の広さやクロスボール(の処理)では負けたくない」と自身の強みを挙げた。

 第5節終了時(一部未消化)のJリーグ公認データ「J STATS」によると、町田の被シュートが40本でリーグ5番目に少ない中、谷はキャッチ43回とクロスキャッチ15回でともにリーグ全GK最多を記録している。「味方が相手にしっかりマークについて、自分にあまりプレッシャーが来ない。クロスの時は相手選手の(ユニホームの)色が見えるだけでも判断が変わってくる。そういうプレッシャーを味方がつぶしてくれているので、自分も余裕を持って判断できている」と仲間に感謝していた。

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