サッカー女子日本代表の「なでしこジャパン」が27日、スペイン遠征に向けて羽田空港から出発した。現地では31日、来月3日にニュージーランド代表と2試合を戦う。22人から18人に絞られるパリ五輪メンバー発表前最後の実戦。池田太監督(53)は「この遠征が終わったらメンバーを考えないといけない。気が引き締まる思いはある」と話し、「いろんなチェックをしていければ。ユニットも含めて見えてくるものがあればいい」と総仕上げの場を見据えた。
MF長谷川唯(27=マンチェスターC)は「いいプレーをしたら褒めるのはもちろんだけど、それに負けたくないという気持ちを絶対に忘れないで全員がやるべき。自分もプレーで見せていきたい」とチーム内で競争意識を高めていく姿勢を強調。MF長野風花(25=リバプール)は「本大会まで限られた少ない時間。チームとしても個人としても、とにかくチャレンジするという心意気で臨みたい」と力を込めた。