大岩監督、取材エリアで思いあふれる…「サムライブルーでスペインに勝って」 言葉絞り出す
2024年08月03日 04:00
サッカー
「悔しいですね。ただ、選手もスタッフも良くやってくれた」
チームは22年3月に発足。攻守に切れ目のない連係を意味する「シームレス」を合言葉に運動量豊富なシステムを構築した。パリ世代は新型コロナウイルスの影響で国際大会の経験が少なかった中、今年4~5月に五輪最終予選を兼ねて行われたU―23アジア杯カタール大会で優勝。立ち上げ当初から招集してきた選手が所属先の海外クラブ事情で呼べず、今大会はOA枠ゼロでもチーム一丸で1次リーグを突破した。
「多少は評価が低い中で(大会に)入ってきて、勝つことによっていろんな注目があった。それに流されず、ブレずにやれたというのは自信にもなった。賛否はあると思うが、U―23(23歳以下)の選手だけでやれたというのは、もの凄く価値があることだと思う。それが選手にとってどう自信がね…。負けたという事実があるんで、自信がどこまでついてるのか分からないけど、今後の彼らのサッカー人生に少しでも頭に残ってるような大会であり、チームであったらうれしい」
報道陣から“五輪代表監督として過ごした時間”について質問されると、思いがあふれた。
「日本代表という、五輪を目指すという、いろんな壁というかね、いろんな障がいがありましたけど、選手がね、うん、ほんとに成長したと思います。なんか…若い選手たちなんでね…いろんな…」
選手は今後、国内外それぞれの所属クラブへ戻り、新たな一歩を踏み出す。「(今後の代表活動は)サムライブルーしか、この年代の子たちはないので、そういうチャンスがあれば、ぜひ、スペインに勝ってもらいたい」と指揮官。“監督にとってどういうチームだったか”という最後の質問には、これまでの思いがあふれたかのように感極まって答えることができず、静かに取材エリアを去った。
おすすめテーマ
2024年08月03日のニュース
特集
サッカーのランキング
-
【サッカー男子】日本が後半に2失点… 金メダル候補スペイン戦 準決勝進出へ正念場続く
-
幻の細谷のゴール…福西崇史氏も驚き「背負ってオフサイドは見たことない…珍しいと思った」
-
【サッカー男子】日本の今大会初失点はスペインのスーペルゴラッソ!ファン絶賛「巧すぎっ!」
-
幻の細谷のゴール…ネットで疑問の声続出「納得いかない」「意味不明」パリ五輪また判定巡り荒れる
-
【サッカー男子】日本が今大会初失点 スペイン戦は前半終了0―1 FW細谷“同点弾”は幻に…
-
【サッカー男子】細谷の同点弾が取り消しに オフサイドで 金メダル候補スペインとの負けられない大一番
-
【サッカー男子】日本が前半11分に今大会初失点… 金メダル候補スペインとの大一番