神戸 首位・広島にジワリ勝ち点3差 空路→陸路の移動で台風の影響回避 大迫「勝ち続けるしか…」

2024年09月02日 06:30

サッカー

神戸 首位・広島にジワリ勝ち点3差 空路→陸路の移動で台風の影響回避 大迫「勝ち続けるしか…」
神戸FW大迫 Photo By スポニチ
 【明治安田J1リーグ第29節第1日   神戸2ー0福岡 ( 2024年9月1日    ベススタ )】 昨季王者で3位の神戸はFW大迫勇也(34)の2得点で福岡に2―0で快勝し、首位・広島と3差の勝ち点52とした。大迫は今季10ゴール目で、2年連続の2桁得点。
  王者の、そしてエースの風格が漂った。全2得点を叩き出した神戸の大迫は「台風もあって調整が難しかったけど、チームとして戦えた。これを続けたい」と胸を張った。

 前半46分、右サイドから武藤のグラウンダーのクロスに右足を合わせて先制点。後半37分は自らが得たPKを沈めた。「(先制点は)コンパクトにうまく当てられた。僕一人だけでは取れない。チームに感謝。(PKは)落ち着いて決めきることができた」。2年連続の2桁得点。昨季リーグ得点王とMVPに輝いたストライカーが真骨頂を発揮した。

 台風10号の影響を考慮し、試合前々日の8月30日に移動。神戸から航空機で長崎へ入り、その後は2時間かけて陸路で会場となる福岡に入った。同31日は福岡県出身の宮原コーチのつてをたどって天然芝の練習場を確保。吉田監督は「この試合に向けたメンタル面とコンディションをつくってくれた」と難局を乗り切ったクラブ一丸の姿勢を称えた。

 残り9試合。首位の広島から3位の神戸まで勝ち点3差の混戦だ。だが大迫は「勝ち続けるしかない。勝ち続けてどうなるか見てみたい」と力を込めた。昨季は勝てない時期でもチーム戦術を貫き、目の前の一戦に集中して頂点に立った。その成功体験が、ここからの強みになる。 (飯間 健)

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