新潟が9年ぶり4強進出 町田に0―2で敗れるも2戦合計5―2 堀米主将「次に進んだことがすべて」
2024年09月08日 23:29
サッカー
ボールをつなごうとする新潟に圧力をかける町田の構図は、第1戦や8月のリーグ戦と同じ。ただ、その圧力に対して新潟に迷いが出た。「ビルドアップがうまくいかずに蹴るのか、蹴らないのか。チームとして中途半端で、全体として間延びしている状況だった」とボランチの宮本は振り返る。
ビルドアップがはまらずに選手同士の距離感が悪くなると、直近2試合の対戦では優位に立っていたセカンドボールの回収でも相手に上回られた。2、3次攻撃を許し、相手の得意なセットプレーを与えてペースを握られて前半に2失点した。
「本当に大きなプレッシャーをみんな抱えながらプレーしたのは事実」。松橋監督が言うように、第1戦の5点のアドバンテージが逆に重圧になり、いつも通りのプレーができない面もあった。
それでも後半は相手のプレスを剥がして前進する場面も増えた。飲水タイム後からはDF藤原が「突破という意味では3点目を取られないことが大事。チーム全体でも(その意識)あった」と言うように守備重視の意志を統一して、途中出場したFW小野らが前線からの圧力を強化。遠藤、稲村の若いセンータバックコンビも最後まで粘りの守備を見せて試合を終わらせた。
シーズン前に掲げた“てっぺん”まであと2つ。藤原は「このチームで、このサッカーでベスト4に行けたのは自信を持っていい。次の準決勝も難しい戦いにはなると思うので、この経験を生かせればいい」と前を見据えた。 (西巻 賢介)
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