国籍変更選手増加中…森保監督 不気味な相手・インドネシアを警戒「厳しい戦いに」
2024年11月08日 04:45
サッカー
情報戦でも苦戦を強いられそうだ。インドネシア協会が2日にメンバー27人を発表したが、国籍変更選手数を巡る一部メディアの報道では、14人と15人で情報が錯綜(さくそう)。規定では試合開始90分前まで大枠のリストからメンバー入れ替えも可能で、今後さらに増える可能性もある。森保監督も「人数が変わることも考えておかないといけない。申請中も含めて、全てチェックしている」と話し、同席した山本昌邦ナショナルチームダイレクターは「全部は把握してません…」と困惑顔だった。
セリエAのベネチアで主力のDFイツェスら国籍変更選手の多くが欧州でプレー。9月シリーズからGKパエス(MLSダラス)も加わり、先発全11人を国籍変更選手でそろえることもできる。年代別オランダ代表歴のあるDFダイクス(コペンハーゲン)は国籍変更の手続き中だ。韓国出身の敵将、申台竜(シン・テヨン)監督は4月のパリ五輪最終予選でU―23も指揮し、下馬評が低い中、オーストラリアを撃破するなど番狂わせを起こした。森保監督は「堅守速攻もできれば、前から激しいプレスをかけ、相手のやりたいことをつぶしてくる。個々の局面で突破するところを上回らないといけない」と見据える。
インドネシアはサッカー熱が高まっており、完全アウェーは必至だ。それでも「落ち着いてアグレッシブに戦えるようにメンタル面も準備する」。万全の調整で敵地へ乗り込む。