作戦変更が成功!鶴見、入賞どころか、43年ぶり見えた

2009年10月15日 08:58

体操

作戦変更が成功!鶴見、入賞どころか、43年ぶり見えた
女子予選 鶴見虹子の床運動
 前半の2種目は堅実な演技で得点し、後半の2種目は演技の質の高さで勝負にいった。女子個人総合の鶴見が、後半の段違い平行棒と平均台でトップレベルの14点台の演技を連発し、好位置で予選を通過した。狙い通りの展開で北京五輪3位の楊伊琳(中国)も上回って「今年一番いい出来の演技。自分では満足」と笑みを浮かべた。
 観客席で両親が見守った。床運動は不安定な前方宙返り1回ひねりの1回ひねりを抜く安全策で切り抜けた。跳馬も後方伸身宙返り2回ひねりを1回ひねりに抑え、難しさよりも美しい演技で最低限の13点台を並べた。塚原千恵子監督は「ある程度の点数は取らないと駄目なので作戦変更が成功した。五輪の17位を考えたら成長したかな」と教え子に目を細めた。
 床運動と跳馬を本来の演技に戻せば、さらに点は上がる。8位入賞を目標にする決勝に向けて、鶴見は「着地を決めれば減点は少なくできる」と計算した。入賞どころか、1966年大会銅メダリストの池田敬子以来の表彰台も見えてきた。(共同)

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