国母問題で笠谷氏辞表提出 茶髪、ピアス禁止の規範も

2010年03月24日 19:13

スノーボード

 バンクーバー冬季五輪でスノーボード男子の国母和宏(東海大)の服装問題が取りざたされ、スキーでメダルなしに終わった成績を受け、日本選手団の副団長を務めた全日本スキー連盟(SAJ)の笠谷幸生常務理事が責任を取って辞表を提出していることが24日、関係者の話で分かった。
 SAJは同日、競技本部理事会を開き、競技本部長を務める笠谷氏が冒頭謝罪した上で、活動を自粛する意向を示したという。SAJ関係者は「辞表は幹部が個人で預かり、公式に組織として受理はしていない」と述べ、4月の理事会で協議される見通しを示した。
 また国母らを指導したスノーボードの綿谷直樹チーフコーチを来季の日本オリンピック委員会(JOC)専任コーチから外す方針を決めた。

 SAJは再発防止策として日本代表選手の行動規範を策定する原案をまとめ、服装の正しい着こなしのほか、全種目対象に原則として茶髪やピアスを禁止する項目を盛り込む方針。強化指定を受ける選手は、規範を順守する旨の誓約書にサインすることが義務付けられるという。

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