白鵬、やっと口開いた…V34は「誰が見ても分かる相撲」
2015年03月24日 05:30
相撲
2カ月前に起こした審判批判騒動に対して現在の心境を尋ねられると「(宮城野)親方を通じ、北の湖理事長とよく話した上で終わったこと」とあらためて収束を強調。続けて「そういった意味で相撲だけに集中してやりたいと思って、その結果というのは誰が見ても分かるような相撲内容だった」と春場所の内容を自賛した。前回の会見で稀勢の里戦の取り直しとなった一番を「子供でも分かる相撲」と審判を批判。意図的ではないものの「誰が見ても分かる相撲」という似たフレーズで自らの強さを表現した。
支度部屋で15日間無言を貫いたのは、土俵だけに集中するためだったという。自らの言葉が独り歩きすることを恐れ「思いはたくさんありますけど、それが伝わらなかった。我慢、我慢がこの大きな結果につながりました」と説明した。
既に収束していると考えているのだから、前を向くだけだ。千秋楽まで賜杯を争った照ノ富士という新鋭も現れ「いずれ新時代が来ますから、そこで少しね、横綱として立ちはだかりたい」。優勝回数で頂点に上り詰めた今、視線の先にあるのは史上1位の双葉山の69連勝だ。「双葉関が69連勝、私が69代横綱として、これから相撲人生が何年か分かりませんけど、その縁を持って頑張っていきたい」と伝説に挑むことを約束した。