彩香、今季3度目2位 「来週頑張る」3勝目はマスターズGCで
2015年10月19日 05:30
ゴルフ
4打差から逆転優勝を狙った渡辺彩香(22=ユピテル)は4バーディー、3ボギーの71にとどまり通算9アンダーで2位のまま大会を終えた。22日開幕の次戦スポニチ主催NOBUTA GROUP マスターズGCレディース(兵庫・マスターズGC)でのリベンジを誓った。テレサ・ルー(28=台湾)が1イーグル、4バーディー、5ボギーの71で回り初日からの首位を守って完全優勝。今季5勝目、ツアー通算9勝目を挙げた。
【最終成績】
4打差を追いかけた渡辺は果敢に攻めた。1番パー5。会心のドライバーショットをフェアウエーに運ぶと2オンに成功してバーディー発進。ティーショットを右ラフに入れた5番は右3メートルに付けてファーストパットをねじ込んだ。しかしバーディーの後にボギーを叩く展開でなかなか差を詰め切れなかった。「出入りの激しさが全てかな。(テレサ・ルーと)差があったので攻めて行かないといけない部分もあった。それがミスになったホールもあるしうまくいったところもある」
2打差で迎えた16番。目の前でイーグルパットを決められた直後、1メートルのバーディーパットを外して力尽きた。「後半チャンスがあったけどミスショットやミスパットで(バーディーを)取り切れなかった」と悔しさをにじませた。
4月のヤマハ・レディース以来のツアー3勝目には届かなかった。しかし今季3度目となる2位には充実感もある。3日間、テレサ・ルーと同組で戦った経験も糧になった。「いいプレーを間近で見たし、勉強になった」とうなずいた。
次戦はマスターズGCレディース。昨年の大会は2日目に自身のベストスコア63をマークして2位に浮上したが、決勝ラウンドはスコアを伸ばしきれず6位に終わった。今大会と、1年前に味わった悔しさを胸に秘め「来週は頑張る」と力を込めた。
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