遼 高速グリーン対策でパターをクロスハンドに変更
2015年12月02日 05:30
ゴルフ
速くて難しいグリーンを攻略するため、左手を下にしてパターを握るクロスハンドでボールを転がし続けた。10月のトップ杯東海クラシックでもクロスハンドでプレーしたが、その後はコースや自身の状態に応じてクロスハンドと順手を使い分けていた。だが、所属契約先の大会だった前週のカシオ・ワールドオープン最終ラウンドで3週ぶりにクロスハンドにスイッチ。第3ラウンドで32だったパット数は最終ラウンドは27と復調。3連続バーディーを奪うなど、最終ホールまで優勝争いを続け、1打差の2位に入った。傾斜がきつい東京よみうりCCのグリーンは「タッチが大事」と語る。「クロスハンドだとスクエアに構えやすくてタッチを合わせやすい。傾斜が強くてロングパットが大事になると思うので、そこでリズムをつくりたい」とバーディーを量産するイメージを膨らませた。
シーズン最終戦はその年の優勝者と賞金ランクの上位だけしか出場を許されないエリート大会。13年に米ツアーに参戦して以降、国内ツアーへの出場数は限られるようになったが、昨年と今年はいずれもツアー優勝者の資格で最終戦への切符をつかんでいる。今大会での最高位は11年の3位だが、「アイアンもドライバーも良くなってきている。やっていて楽しいし、楽しみですね」と大会初制覇へ視界は良好だ。