出た!宇良バウアー 土俵際184キロ豊響の両手突き耐え逆転
2017年01月12日 05:30
相撲
アクロバット相撲の本領発揮だ。184キロの豊響の突進で追い込まれた土俵際。128キロの宇良はトドメの両手突きを胸に食らったが、俵に足をかけたまま上体だけを大きく後ろに反らせ、突きの威力を半減させた。まるでボクシングのスエーバック。慌てた豊響は宇良の腹部をがむしゃらに両手で突いたが、ここでも変幻自在な動きを見せた。しゃがみ込みながらこらえると、一気に逆襲だ。跳び上がるように押し返し、最後は右手で相手の足を刈った。今場所4つ目の決まり手となる渡し込みで破った。
フィギュアスケートで体を反らせるのが06年トリノ五輪金メダルの荒川静香で有名になった「イナバウアー」。角界では琴奨菊の仕切りで体を大きく反らす動きが「琴バウアー」の異名を取っているが、取組中にこれだけ体を弓なりにできるのは宇良ぐらいだろう。豊響は「あんな残り方をされたことはない」とあぜんとしながら悔しがった。
秋場所中に左手舟状骨を骨折し、今も左手首にテーピングを施す。今場所前の冬巡業も途中で離脱。稽古も満足にできなかったが、下半身を集中してトレーニングしたことが粘り強さを生んでいる。東十両3枚目で無傷の4連勝。昨年夏場所の十両昇進以来、初めて単独トップに立った。「まだ序盤なので」と控えめに話したが、ご当所の大阪での春場所新入幕へ視界は良好だ。
▼先場所の宇良 昨年5月の夏場所で幕下から昇進して十両は4場所目。最初2連敗したが、3日目から7連勝。再び連敗したが、12日目にようやく勝ち越しを決めて8勝7敗で終えた。
◆敢闘精神を評価する投票 幕内は95ポイントで御嶽海がトップ。2位は81ポイントの正代、3位は79ポイントの遠藤。十両は98ポイントで宇良が3日連続トップだった。
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