サニブラウン10秒06連発!トップで決勝へ 悲願9秒台なるか
2017年06月24日 05:30
陸上
「予選は体が立ってしまったので反省しているし、準決勝はスタートが遅れた。こんなにいいタイムが出せたことは正直びっくりしている」。自己ベスト(10秒18)を大幅に更新する日本歴代6位に本人も驚きの様子。大会前は既に今夏の世界選手権の参加標準(10秒12)を突破していた桐生、山県、ケンブリッジ、多田の“四天王”がしのぎを削ると思われていたが、そこに18歳のサニブラウンも加わり“5強”が日本一の座と世界切符3枠を争うことになった。
15年世界ユース選手権100、200メートルの2冠に輝き脚光を浴びたが、リオ五輪を目指した昨年は左大腿部を痛めて夢舞台への道を絶たれた。「全て目標としてきたことができなくなった」。ケガが癒えたオフにはオランダに単身武者修行に出向き、男子三段跳びで五輪2連覇中のクリスチャン・テーラー(米国)ら世界のトップ選手とトレーニングを積むなどした。
「地上最速の男を目指す」と断言する男は24日に200メートル予選をこなした後、100メートル決勝を走る。「10秒0台が5人いるハイレベルなレースになるのでとても楽しみ」。狙うはもちろん初の日本一。日本選手初の9秒台も「出るときは出ると思う」と平然と言ってのけた18歳が、200メートルとの2冠に向けて底知れぬ能力を開花し始めた。
◆サニブラウン・ハキーム
☆生まれとサイズ 1999年(平11)3月6日、福岡県生まれ。父はガーナ人で母は日本人。1メートル87、72キロだが「身長は伸びている。1メートル90に乗っているかも。体重は79〜80ぐらい」
☆サッカーから陸上へ 陸上は小3から。それまではサッカー少年。東京・城西高に進み、今秋からフロリダ大へ進学。
☆ボルト超え 15年7月の世界ユース選手権(コロンビア)で100メートルを10秒28、200メートルを20秒34で制し、2冠に輝いた。200メートルは世界記録保持者ウサイン・ボルト(ジャマイカ)が持っていた大会記録を破った。
☆世界選手権の最年少記録 15年世界選手権(北京)は200メートルに出場。大会最年少記録となる16歳172日で予選を突破した。
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