稀勢2敗 左から立ち合い踏み込むも…「しっかりやるだけ」
2017年07月12日 05:30
相撲
![稀勢2敗 左から立ち合い踏み込むも…「しっかりやるだけ」](/sports/news/2017/07/12/jpeg/20170712s00005000029000p_view.jpg)
封印を解いても結果は出なかった。立ち合いでは右から踏み込むことが多いが、栃ノ心戦は左から踏み込んだ。左上腕などに大きな不安を抱えていた夏場所は全て右からで、左から出たのは左上腕などを痛めた春場所13日目の日馬富士戦以来だ。入念に立ち合いを確認した朝稽古後は「いろんなことがあるから。体の状態を試して」と説明していた。
だが、左から踏み込んでも相手に右前まわしを許して左は差せなかった。左が万全ならおっつけて右の前まわしを殺すこともできたはずだが、おっつけは出なかった。頭をつけられて上体が起き、なすすべなく金星配給。栃ノ心には大関だった昨年秋、九州場所に続いて3連敗となった。
負傷を抱えて万全でない中で出場に踏み切ったが、苦しいスタートを強いられた。八角理事長(元横綱・北勝海)は「十分に押し込んでいないのに左で差しにいっている」と稀勢の里が慌てていたことを指摘した。「苦しい場所になるが“明日は勝つ”と思って続けていくしかない」と奮起を願った。
夏場所は4日目に2敗目を喫した。そこから4連勝と踏ん張ったものの、9、10日目に連敗して途中休場を決断した。4日目の相手は、2日目に日馬富士から初金星を挙げた正代。ここで踏ん張れないようだと、夏場所の二の舞いになりかねない。
▼二所ノ関審判長(元大関・若嶋津)稀勢の里はまわしを切ろうとしても切れない。万全じゃない。
おすすめテーマ
2017年07月12日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
注目のコールドウェルポープ レイカーズとの契約に合意
-
帰ってきた侍指揮官が大和魂注入!元祖サムライジャパンの復権に期待
-
【玉ノ井親方・視点】研究されている稀勢 左封じの対抗策必要
-
鶴竜、今年3度目の途中休場 次は進退へ 親方「駄目なら潔く決断」
-
“名前つながり”高安に大阪の商店街から熱いエール
-
藍“仲良し”カリー・ウェブと練習R 思い出の「ワシウィシ」?
-
藍 トランプ氏所有コースで練習R 本人ビックリ幸先イ〜グル
-
美香 2カ月ぶり復帰に晴れやか「やっぱり自分のいる場所」
-
トランプ氏「会場変更すれば訴える」15年に迫った 米紙報道
-
稀勢2敗 左から立ち合い踏み込むも…「しっかりやるだけ」
-
栃ノ心 稀勢撃破で2年ぶり金星「ヨッシャー、気持ちいいね」
-
北勝富士 史上2位スピード金星、鶴竜圧倒「最高にうれしい」
-
鶴竜 痛い1敗、右足首ひねった?軽傷強調「冷やせば大丈夫」
-
白鵬 張り手一発、正代に雪辱 横綱唯一無敗 最多勝利あと8
-
愛知県内で発見…ヒアリ「ご注意」、支度部屋に文書貼り出し
-
ジョコ2年ぶり8強、失セット0 不振脱出へ「ベスト尽くす」
-
ナダル 4回戦で伏兵にフルセット●「こんな結果になるとは」
-
二宮組 第5シードペア破り8強、会心勝利「作戦がはまった」
-
沙羅 スロベニア合宿公開、引き締まった表情 29日今季初戦
-
24年五輪パリ、28年ロス IOC臨時総会で同時決定案承認