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【玉ノ井親方・視点】御嶽海 小兵との戦い熟知、さらに地力も

2017年07月16日 09:30

相撲

 【大相撲名古屋場所7日目 ( 2017年7月15日    愛知県体育館 )】 御嶽海の調子が上がってきた。宇良のような小さい力士は懐に入ってくるのがうまいから、嫌がる力士もいるけど、彼は逆にうまい方。この日も中に入られないようにこわごわ出ていくのではなく、相手を正面に置いて、体を密着させながら自信を持って前に出ていた。
 それでも、向こうは何をしてくるか分からないタイプだから、土俵際に追い詰めたところで沈むような形を見せられたけど、全然気にしていない感じだった。アマチュア時代にいろいろなスタイルの力士と当たって、それなりに経験を積んできたから、小さい相手との戦い方もよく分かっているんだろうね。

 新関脇の今場所はさらに地力を付けた印象を受ける。押す力が出てきたし、差してもいい相撲を取る。これから当たる横綱にとっては怖い存在だろう。後半戦を面白くしてくれるといいね。(元大関・栃東)

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